有限会社文化農場様
小林種苗さんの事業展開に今後も期待し、共に地域に貢献できる企業として歩めたらと思っております
有限会社文化農場 小野 康裕氏
兵庫県神崎郡の育苗メーカー文化農場、代表の小野康裕氏に今後の展望と小林種苗との取り組みについてお聞きしました。
文化農場について
文化農場のことをお聞かせください。
昭和30年代より育苗業を始め、平成15年に(有)文化農場として法人化いたしました。
主に家庭菜園向け野菜苗・ハーブ苗などの栽培・販売を行う育苗農家です。
なぜ「文化農場」という名前なのかというと、私たちは、家庭菜園は親から子への知恵や工夫・喜びを伝える「文化の伝承」だと捉えています。
そのため、文化農場は、より良い「文化の伝承」のお手伝いをしているのだという想いで、野菜苗づくりに取り組んでおります。
若い世代へアップデートした家庭菜園を
文化農場や育苗業界の抱える課題はなんでしょうか?
育苗業界も人手不足に悩まされながらも、幸い幅広い人材が弊社で働き、日々苗づくりに取り組んでいます。
しかし家庭菜園の消費動向も世代交代が進み少量多品種へと移行するなど市場は縮小しています。
今後は、弊社として、若い世代へアップデートした家庭菜園を提供する必要があると考えています。
文化農場の今後の展望をお聞かせください。
今後は、1.野菜苗の卸売事業 2.農業従事者向け事業 3.家庭菜園プロデュース事業の3本柱を軸として
家庭菜園を通じて得られる多くの「学び」を、苗だけではなくトータルで提供できる企業として歩んでまいります。
現在私の後継者である娘がその実現に向けて邁進中です。
共に地域に貢献できる企業として
小林種苗との取り組みについてお聞かせください。
小林種苗さんとは、2008年に知人を通じ本格的にお取引が始まりました。
以前から地域内経済循環も見据えて小林種苗さんともいずれはと思っておりましたので、違和感なく新規お取引を始めたのですが、私どもの細かい要望にサクサクと対応いただき、新品種についても提案、対応をいただけた事に驚くと共に、熱心に取り組んでおられると感じ、気が付けばお取引幅が広がっておりました。
また、日本野菜育苗協会の農場見学等にも快く応じていただけ、兵庫の種苗が全国に広がる事に誇りを感じています。
小林種苗に期待する事はなんでしょうか?
野菜にもファッション同様に色・形等の流行があり、加えて食味や加工のしやすさ等々求められるものは幅広く、そして何より時代に即応すること、栽培しやすい事などが大きく求められます。
これらの動きに即応できる国内外ネットワークと育種を軸とした小林種苗さんの事業展開に今後も期待し、共に地域に貢献できる企業として歩めたらと思っております。