小林種苗 タマネギ種子 ハリマ王*種子有効期限2025年6月末
この玉葱は極早生玉葱であって、日長12時間半前後で肥大収穫できる品種です。
「暖地標準」
=マルチ栽培=
播種 9月15日
定植 10月25~30日
育苗日数 40~45日
収穫 3月25日~4月5日頃
=露地栽培=
播種 9月10日
定植 10月20~25日
育苗日数 40~45日
収穫 4月5日~4月15日頃
「収穫時の地上部」
草姿は太葉の開張性
葉数 8.5枚~9枚
草丈 1m前後
鞘径 30mm
鞘長 15cm~20cm
葉巾 最大径 4cm
倒伏 4月初めに始まり、10日頃全倒する (マルチ栽培)
4月上旬に始まり、中旬全倒する(露地栽培)
「地下部」
球型 中甲高~丸に近い甲高型
球径 8~10cm位
球高 8cm位
球重 280g前後
栽培の要点(兵庫標準として)
「苗床の条件」
① 播種にあたって、排水良好にして、入水も便利の良いところ。
② 土質は砂壌土 又は壌土が好適する。
③ 苗床の選定は手近な所を選ぶが、決して建物の影になる所は避ける。
たとえ数時間の影があっても避けるべきである。
「苗床の例」
①苦土石灰 10kg/a PH6~6.5以上に補正する。(播種10日以上前)
②バーク堆肥 50~100㎏/a (播種5日前)
③バスアミド 病害虫防除及び防草の目的で約1ヶ月前より施す必要がある。
④畦立 畦巾1m内外とするが乾燥防止の点から巾は広く、低くすること。
⑤元肥 土質及び前作の残肥を考慮し、肥料成分を含め勘案する。
「苗床の潅水」
9月中旬と云えども、日中の気温は高く、乾燥が非常に激しいので、水かけは朝、昼、夕方、特に夕方の水かけは地温を下げる意味もあり重要である。
播種後15日は絶対に水を切らしてはならない。
育苗後半は、最適温度であることから、この期に生育を進めるように肥培管理も十分する必要がある。
この時期に肥料切れ、または、水切れを一日でも起こすと、育苗の失敗につながり、苗収穫時に根部に膨らみ(玉入れ)を生じ、こうなると定植しても順調な生育はしないので注意する。
「定植」
定植は、耕起した後のホクホクの土に差し込むことで深く入り、その後の水かけで全く植傷みを起こさせない。これが、超極早生系の定植のポイントである。
この時に粗暴な植え方をすると、植傷みが激しく、活着しても葉数減につながり、これが将来の減収の要因となる。
植傷みせず活着したものは、収穫時、本葉8.5枚~9枚となるが、植傷みを生じたものは6.5枚~7枚となり、それだけ収穫量の減少につながる。
定植圃場の土質は砂質土壌が好ましい。又、定植の前日までに施肥を行い、攪拌をかねて畦立、マルチがけを行いたい。
定植後は、その日の内に必ず水かけを行うこと。水かけを翌日に行うと、植傷みの原因となる。
これが、超極早生系品種の作り方とポイントである。こうすることで、絶対に植傷みをさける。
栽培中、乾燥の激しい時は水を入れる。特に1月~2月に1~2回の水入れをする事で、大玉生産につながるので実行して頂きたい。
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