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PVP登録品種(品種名:あいさか2号)
海外持出禁止(公示(農林水産省HP)参照)
特長
授粉しなくても、花が咲くだけで実がふくらみ、たくさんとれる省力型トマトです。果実は150g前後で色づきがよく、とてもおいしいのが特長です。根腐萎凋病、萎凋病(F:R-1)、ToMV(Tm-2a型)、斑点病に対して抵抗性があります。
栽培環境・土づくり
日当たり、水はけ、風通しのよい畑で栽培します。植えつけの2週間ほど前に1㎡当たり苦土石灰150g、1週間ほど前に完熟堆肥3kgと有機配合肥料120gを目安として施します。水はけの悪い畑では高うねにします。うね間180cm、株間50cmを標準として畑を作ります。
タネまき・植えつけ
清潔な培養土を用いてセルトレイや育苗箱にタネまきします。本葉が2~3枚になるまでに、3.5~4号(10.5~12cm)ポリ鉢へ植え替えます。植えつけは第1花開花ごろを基本とし、極端な若苗では植えつけないようにします。トマトの花房は同一方向に着生するので、通路に花房が向くように植えます。
管理のポイント
各節から出てくるわき芽は早めに手でかきとり、主枝だけを1本伸ばすように管理します。マルチや敷きワラは土壌の乾燥防止と雑草対策に効果があります。水やりは、植えつけ時に株元へたっぷり与えますが、活着後は控えます。乾きやすい畑では第3段開花ごろを目安に水やりを始めますが、水もちのよい畑では水やりは必要ありません。追肥は、1番果がピンポン玉大になったころ第1回目を行い、その後は株の様子を見ながら20日おきを目安に行います。
病害虫・生理障害
連作障害を避けるため、トマトだけでなくナス、ピーマン、ジャガイモなどのナス科作物は続けて栽培しないようにします。アブラムシ、アザミウマ、コナジラミなどの防除を徹底します。窒素肥料が多いと、茎葉が過繁茂となって風通しが悪くなり、病虫害の発生が多くなるだけでなく、着果不良や尻腐れなどの生理障害の原因にもなるので注意します。
収穫・保存・利用
大玉トマトは開花後50日程度で色づき始め、60日くらいで赤熟します。上段になるにつれて日数は短くなります。家庭菜園では、赤熟させてから収穫し、トマト本来の味を楽しみます。サラダやサンドイッチなどの生食のほか、スープや炒め物にも利用できます。