サカタのタネ ネギ種子 すさまる 【2025年春種予約商品】※12月~入荷予定
極濃緑・多収で葉先が強い夏用小ネギ
特性
・高温時期でも生育停滞しにくく、葉肉が厚く収量性が高い。
・葉色は濃く、立性がよいため秀品性が高い。
・そろいがよく、皮むきがしやすいため、出荷作業性がよい。
・播種後60~70日で収穫できる中早生品種。
・種子サイズはやや大粒のため、薄まきにならないよう注意する。
栽培ポイント
【圃場準備】
土づくり:
水分コントロールがしやすい、排水性のよい圃場を準備します。
排水がコントロールしにくい場合は、ハウスの内回りに溝を切るなどして排水性の調整を行います。
施肥・耕転後、しっかり灌水し地水を確保し、トラクターが入れる程度に乾いたら耕転・整地します。
播種~発芽:
播種量は10a当たり3Lを目安としますが、圃場や時期によって葉太りや葉のなびきが発生するため、
状況に応じて適宜播種量を招請します。
播種から発芽までは表面が乾き過ぎないように注意して灌水しますが、1回の潅水量が多いとやわらかい土が
締まって固くなるので、注意します。
また高温時期の播種は直射日光でダメージを受けるので遮光をして地際の気温上昇を抑えます。
発芽から本葉1枚目が出るまでに地表面がぬれていると立ち枯れ病が発生しやすいので、水を控え乾燥気味にします。
本葉1枚目~2.5枚目:
本葉1枚目が展葉してきたら、潅水を再開し生育を促します。
高温時期には日中表面がぬれていると根がダメージを受けて生育が停滞するので、夕方に灌水し日中は表面が少し乾いている程度にします。
本品種は初期生育は早いですが、後半の生育は緩慢になり葉色が濃くなります。
本葉3枚目の葉色が淡い場合は、潅水を控えて葉色を出します。
本葉2.5枚目~収穫まで:
日中のなびき具合と、葉色を見ながら潅水量を調節します。
葉色が淡い場合には灌水を控え、色を出し、適度な色を出しながら葉がなびかないように潅水量を調整します。
病害虫防除:
本品種は各種病害に対して耐病性品種ではないので、慣行通り防除が必要です。
春・秋はさび病・べと病・葉枯れ病などの葉の病気が増えるので予防的に殺菌剤を散布するように心掛けましょう。
夏期はネギアザミウマやハモグリバエなど害虫の発生が増加するので、それぞれの害虫に応じた殺虫剤の散布、
ハウス側面からの飛び込み防止のため、ネットの設置・ハウス周囲の除草などを徹底しましょう。
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