●特長
8月上旬に淡青色のスイートピーに似た花を咲かせ、9月を中心に若莢を収穫します。莢の長さは約15cm、断面は正方形です。高温・短日性で15℃以上の気温があればよく育ちます。
●栽培環境・土づくり
日当たり、水はけ、風通しのよいところで栽培します。マメ科作物の連作は避けます。植えつけの2週間以上前に、土壌の酸度調整とカルシウム補給のために、苦土石灰を1㎡当たり100g~150g施しておきます。1週間前までに完熟堆肥約2~3kgと有機配合肥料40g程度を施します。深く耕して根を深く張らせ、株を健康に育てます。
●タネまき・植えつけ
高温性作物で霜に弱いので、地温が十分上昇してからタネまきします。遅まきすると長日で着花が悪くなるので、一般には保温して育苗します。20℃以上の温度を確保し、3号(9cm)ポリ鉢に3~4粒タネまきします。タネをまいてから発芽するまでは乾かさないようにします。発芽後1~2本立ちにし、本葉が3~4枚になったころに植えつけます。うね間100cm、株間50cmを標準とします。
●管理のポイント
15℃以下では発芽が悪くなるので、保温マットなどで発芽適温を確保して育苗します。水はけの悪い畑では高うねにします。元肥に窒素肥料が極端に多いと、葉とつるばかり茂る「つるぼけ」になって、着花(着莢)が悪くなります。暑さには強いですが、乾燥に弱いので、敷きワラをし、夏には十分に水やりをします。つるありインゲンのように2m以上の支柱を立てて、誘引します。花が咲き出したら株の様子を見ながら追肥をします。
●病害虫・生理障害
シカクマメだけなく、インゲン、エダマメ、ソラマメなどマメ科作物の連作を避け、水はけをよくして、根を健全に育てます。窒素肥料が多すぎると、過繁茂となって、風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなります。シカクマメは霜に弱いので暖かくなってから栽培しますが、遅まきすると、短日植物ですから長日のため、花つきが悪くなります。
●収穫・保存・利用
開花後20日前後たち、莢の長さが15cm内外になったら収穫します。豆は、塩を加えた熱湯に入れてさっとゆで、サラダ、おひたし、あえ物に利用します。薄く小口切りにすると風車か忍者の手裏剣のように見えます。浅緑なので、ちらし寿司やサラダに散らしたり、スープに浮かすと美しいです。塊茎もゆでて食べられます。
■プロの方向け情報
●特性
8月上旬に淡青色のスイートピーに似た花を咲かせ、9月を中心に若莢を収穫します。莢の長さは約15cm、断面は正方形です。高温・短日性で15℃以上の気温があればよく育ちます。
●圃場準備
日当たり、水はけ、風通しのよいところで栽培します。マメ科作物の連作は避けます。植えつけの2週間以上前に、土壌の酸度調整とカルシウム補給のために、苦土石灰を10a当たり100g~150kg施しておきます。1週間前までに完熟堆肥約2000~3000kgと有機配合肥料40kg程度を施します。深く耕して根を深く張らせ、株を健康に育てます。
●播種
高温性作物で霜に弱いので、地温が十分上昇してから播種します。遅まきすると長日で着花が悪くなるので、一般には保温して育苗します。20℃以上の温度を確保し、3号(9cm)ポリ鉢に3~4粒播種します。播種から発芽するまでは乾かさないようにします。発芽後1~2本立ちにし、本葉が3~4枚になったころに植えつけます。畝間100cm、株間50cmを標準とします。
●管理
15℃以下では発芽が悪くなるので、保温マットなどで発芽適温を確保して育苗します。排水の悪い畑では高畝にします。元肥に窒素肥料が極端に多いと、葉とつるばかり茂る「つるぼけ」になって、着花(着莢)が悪くなります。暑さには強いですが、乾燥に弱いので、敷きワラをし、夏には十分に潅水をします。つるありインゲンのように2m以上の支柱を立てて、誘引します。花が咲き出したら株の様子を見ながら追肥をします。
●病害虫防除
マメ科作物の連作を避け、排水をよくして、根を健全に育てます。窒素肥料が多すぎると、過繁茂となって、通風が悪くなり、病害虫が発生しやすくなります。シカクマメは霜に弱いので暖かくなってから栽培しますが、遅まきすると、短日植物ですから長日のため、花つきが悪くなります。
●収穫
開花後20日前後たち、莢の長さが15cm内外になったら収穫します。
お客様のコメント: 神奈川県中郡 T.N.様
商品届きました。
迅速で丁寧な対応ありがとうございました。
お客様のコメント: 北海道 T.T.様
送って貰った四角豆ようやく芽が出ました。
北のはてなので気温が低く日照不足の毎日ですから育つか心配です。