サカタのタネ ブロッコリー種子 緑笛 実咲小袋[922503]【取り寄せ注文】*種子有効期限2025年5月末
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つぎつぎとれるブロッコリー
●特長
べと病、黒腐病に強く、春まき・夏まきともつくりやすいブロッコリーです。花蕾はドーム型で濃緑色、花蕾粒は小粒でよくそろい、形のみだれが少なく品質がすぐれています。
●栽培環境・土づくり
植えつけの2週間ほど前に1㎡当たり苦土石灰100~150g、1週間ほど前に完熟堆肥2~3kg、NPKを含む化成肥料100g程度を施し、耕しておきます。水はけが悪いところでは高うねにします。うね間65~70cm、株間40~45cm程度を目安にします。
●タネまき・植えつけ
128穴のセルトレーに1~2粒ずつまき、本葉1.5枚のころ1本にします。または、プラントベッドに土と完熟堆肥を等量ずつ混ぜた用土を入れて、5~10cm間隔のスジまきします。5~7㎜程度覆土し、水やりをしてから、発芽適温と水分を保つため、夏場では新聞紙をかけます。発芽したら新聞紙をはずし、子葉が重ならない程度に順次間引きます。本葉1~2枚になったらポットまたは苗床に植え替えます。本葉が4~6枚になったら、畑に植えつけます。
●管理のポイント
生育を促進するため、植えつけ後すぐに水やりします。また、植えつけ後、10日から2週間して、雑草防除も兼ねて土寄せを行います。追肥は、本葉10枚のころと花蕾が見え始めるころに行います。側枝を収穫する場合は、頂花蕾を収穫したあと追肥をします。
●病害虫・生理障害
育苗床では立枯苗やべと病が、植えつけ後は黒腐病や黒斑病などの細菌病や、根こぶ病などの土壌病害が発生します。殺菌剤などで予防すると同時に、水はけや風通しをよくし、病害の発生を抑えます。生育前期の葉がやわらかいときに、とくに害虫がつきやすいので、早めに発見して、捕殺または殺虫剤を散布します。防虫ネットなどを利用すると、省農薬になります。ヨトウムシ、コナガ、アオムシなどが大敵です。アブラムシも大量発生することがあるので、注意します。タネまき適期より早まきしすぎると、高温障害が発生しやすくなります。また窒素肥料が多すぎると、カルシウム欠乏やホウ素欠乏を招くので注意が必要です。
●収穫・保存・利用
植えつけ後85日ほどで直径15cmになり収穫できますが、春~初夏は花蕾の肥大が早いのでとり遅れないように締まりのよい花蕾を収穫します。品質を保つため、できるだけ涼しい時間帯に収穫し、低温で管理します。栄養価が高く、とくにビタミンCはレモンの2倍です。鮮やかな緑色と独特の風味が好まれます。また抗がん物質も多く、代表的な緑黄色健康野菜として需要が増大しています。温野菜サラダとしてだけでなく、てんぷらや中華料理にもあいます。