サカタのタネ キャベツ種子 アーリータイム【取り寄せ注文】【2024秋新種予約】
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トガリ球になりにくく、栽培容易な極早生ボール
●特性
1. 定植後50~53日(夏まき)で収穫できる極早生品種のグリーンボール型キャベツです。(アーリーボールより約7日早生)。葉肉やわらかく生食用に適します。
2. 湿害に強く、生育のそろいがよいので、一斉収穫できます。
3. 小葉ですが球の肥大よく1.0~1.2㎏でよくそろいます。球は正円形で、球色濃く光沢があり、裂球が遅く在圃性にすぐれます。
4. 春まき、夏まきに適し、また春多少早まきしても球のトガリが少ないため、トンネル早出し栽培にも適します。
●適応性
冷涼地
トンネル栽培では2~3月まき、5月下旬~6月どり、露地栽培では3~7月上旬まき、7~10月どりに適しますが、30℃以上の高温乾燥が続きますと小玉になりやすいので、高温となる準高冷地では8月の盛夏どりはさけたほうがよいでしょう。
温暖地・暖地
トンネル栽培では、1月中旬まき5月中旬どり、露地栽培では、3月上旬まき、5月下旬~6月どり栽培に適します。また7月まきの10~11月どりにも適しますが、無理な遅まきでは低温結球性や耐寒性に弱いので12月初めまでには収穫を終わらせるようにします。
●播種・育苗
根張りのよい健苗を育てることが良品多収のポイントとなります。温床育苗では、気温を8℃以上に保ち、日中は十分換気を行い、徒長を防ぎます。夏まきでは軟弱苗となりやすいので、がっちりした苗づくりに努めます。
●定植
極早生品種ですので、本葉4枚ぐらいの若苗で丁寧に定植し、活着を促進させます。セル苗では定植後の乾燥にとくに注意してください。
●圃場
幅広い土壌に適応しますが平玉品種より湿害に若干弱く、極端な多湿では結球不ぞろいとなるおそれがあります。また乾燥が続くと小玉になりやすいので保水、排水性のよい土づくりをします。堆肥は10a当たり1,000~2,000kgを目安に施すとよいでしょう。
●施肥
初期から肥効を高めた栽培で株張りをよくしておくことが大切ですので、元肥中心に施します。生育期間が短いので追肥は遅れないようにしてください。
●病害虫防除
萎黄病抵抗性ではないので注意してください。肉質がやわらかく、結球部位が低いので多雨期に過熟になると尻腐れが出やすくなるので、高畦にしたり株間を広げたりして、排水や風通しをよくします。根こぶ病に対しては、pH矯正、サブソイラなどによる排水対策が必要です。
●収穫
ボール型品種としては、在圃性は高いのですが、新鮮な球色と品質がポイントですので、適期収穫を心がけてください。