サカタのタネ ナス種子 黒福【取り寄せ注文】※春のみの商品 *種子有効期限2024年10月末
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特長
ツヤのある濃黒紫色で、果皮はやわらかく、太りのよいおいしい中長ナスです。早生で生育力が強く、暑さに強いのでつくりやすい品種です。早くから長期間収穫することができます。
栽培環境・土づくり
日当たり、水はけ、風通しのよい畑で栽培します。ナス科作物のなかでもナスはとくに連作に弱いので、4~5年はほかの作物をつくった畑を選びます。植えつけの2週間前に1㎡当たり苦土石灰150g、1週間前に完熟堆肥3kgと有機配合肥料150gを目安に施します。うね間150cm、株間50cmを標準とします。
タネまき・植えつけ
ポットに4~5粒まくか、育苗箱に条間8~9cmでスジまきします。ナスのタネは嫌光性なので、タネが隠れるように5mmほど覆土をします。発芽するまで乾かさないようにします。昼間28~30℃、夜間20℃以上を目安として管理すると、数日で発芽します。本葉2~3枚のときに4号(12cm)ポリ鉢に植え替えて、本葉7~8枚の苗に仕上げ、最初の花が咲く前に植えつけます。
管理のポイント
支柱を立て、1番花(最初に咲く花)のついている主枝と、そのすぐ下から出ている側枝2本を残し他の側枝は切り落として、3本に仕立てます。わき芽はこまめに摘みとります。夏の暑さが来る前の7月下旬ごろに、主枝と側枝2本を切り戻し、新しい芽を伸ばすと、よい秋ナスが9月にとれます。
病害虫・生理障害
ナスだけでなく、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモなどナス科作物の連作を避けます。梅雨期の過湿、夏の乾燥や肥料切れに注意して、草勢を弱らせなければ、病気の発生は少なくなります。ヨトウムシやテントウムシダマシは見つけしだい捕殺します。整枝を適期に行い、日当たりと風通しをよくします。
収穫・保存・利用
開花後15~20日、果実は長さ13cm、重さ90g前後を目安にハサミで切りとって収穫します。ナスは次から次へと花をつけるので、株を疲れさせないように順次収穫します。込みあう枝を切り落とし、月に1~2回程度、化成肥料を1㎡当たり約50g(約2握り)追肥すると長期間収穫できます。収穫後半は60g程度の若どりをして株への負担を軽減します。煮ても焼いても炒めても、なすの魅力が生かせます。塩漬け、みそ漬け、ぬか漬けなどの漬け物にも好適です。