小林種苗のブログ
アフリカの農業風景
- 2019-04-15 (月)
- 未分類
今回はアフリカの農業についてお伝えしていきたいと思います。
アフリカでは、農業が主要産業として位置づけられています。
皆さんご存知の通り、アフリカは食料危機など、様々な問題を抱えておりますが、
環境整備、種苗提供、栽培技術指導、人材育成といった、各国からの支援もあって
近年、生産性向上の動きが見られます。
アフリカと言っても、国により状況は大きく異なりますが、
海外からF1種子が導入されて、これまでの固定種中心の栽培から
品質の良いF1種子へ替わりつつある国もあります。
弊社でも、アフリカ20カ国へ向けて、
高温乾燥に強い品種など、アフリカの気候に適した種子を販売させていただいております。
栽培容易で、美味しく健康な野菜品種をアフリカの皆様に提供し、
皆様の食卓を笑顔にできればと、日々願っています!
絶品!はなちゃんミニトマト
- 2019-04-02 (火)
- オススメ品種
咲き始めた桜も足踏みするような真冬の寒さが戻ってきましたね。きのうの夜はお鍋にしましたよ。
それでも日差しがあればビニールハウスの中は暑いくらいです。
今日は弊社の人気品種「はなちゃんミニトマト」の収穫が始まったハウスへ様子を見に行ってきました。
発売当初から作り続けてくれている生産者さんです。
新しい内張フィルムを張ったハウスは、そうでないハウスより花数も多く生育旺盛でした。
やはり光線量の差は生育差に直結しますね。
一段目からしっかりと着果しています。
2段目3段目とどんどん着果数も増えて実の太りも良くなってきます。
直売所でも大変人気があり、毎年楽しみにしてくれています。
甘さだけでなく、しっかりと旨味のある味の濃い品種です。
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リーキ(西洋葱)品種「ガウディ」新登場!栽培方法や食べ方もご紹介!
皆さん、こんにちは!
今回は弊社の新商品、「ガウディ」リーキをご紹介致します!
小林交配 リーキ(西洋葱) ガウディ
西洋料理の高級食材!煮込み料理でとろける美味しさ!
・草姿は半開張性で葉色濃く、葉鞘部の太り、伸びが良い。
・葉鞘部は非常にボリュームがあり直径5~6cmにも太る。
・春まきの早生種で秋~冬収穫に向く。
・耐暑性・耐寒性に優れるが、湿害には弱いので、圃場の排水には特に気をつける。
リーキ(西洋葱)ってどんな野菜?
日本では、まだあまり馴染みが無いリーキですが、
そもそもどんな野菜なのか、簡単にご紹介させていただきます。
リーキは葱の仲間です。
日本の白葱と同様、土寄せして軟白部を育て、この軟白部を料理として利用します。
しかし、日本の白葱とは異なり葉は硬く、長く扁平な形をしていて、
軟白部は日本の白葱よりも太く、ずっしりとボリュームがあります。
軟白部の太さは品種によってそれぞれ異なりますが、
弊社のガウディのように、5cm以上に太る品種もあります。
群馬県の特産物「下仁田葱」のようなイメージです。
リーキ(西洋葱)の栽培方法は?
リーキの栽培方法は、基本的に白葱と同じです。
リーキの栽培のポイントについてご紹介します。
播種と育苗
中間地では、3月中旬~4月頃が播種適期となります。
地床育苗もできますが、セルトレイやポットを利用すると栽培しやすくおすすめです。
施肥と定植
リーキの根は湿害に弱いため、排水性の良い肥沃な圃場で栽培します。
元肥は1反あたりの成分量で、チッソ・リン酸・カリをそれぞれ10~15kg程度が目安です。
日本の白葱同様、土寄せして栽培するため、溝を掘って植えつけます。
畝幅100cm、株間15~20cm程度で定植します。
リーキの葉は平面状に広がるため、
定植の際、畝の方向に対して45°傾けた方向に葉が広がるように定植することで、
その後の栽培管理がやりやすくなります。
黒矢印:畝の向き ※写真は収穫期のものです。
土寄せと追肥
定植後1ヶ月頃から、3回に分けて追肥とともに土寄せを行います。
土寄せのタイミングは1ヶ月おきに1回、
1回の追肥の量は、チッソ成分量で1反あたり3~5kgが目安です。
リーキの葉は、上記の写真のように重なり合った付き方をします。
土寄せ時、土や肥料が葉の付け根部分に入らないように注意します。
雨除け栽培
通常は3~4月に播種育苗し、6月に本圃に定植しますが、
高温多湿により、夏越しが難しい場合は、
5~6月に雨除けハウス等に仮植し、9月上旬に本圃へ定植して栽培します。
リーキ(西洋葱)のおすすめの食べ方は?
リーキは西洋料理の高級食材として、
スープ、ポトフ、マリネ、グラタン、肉巻グリルなどの用途で使われていますが、
和食との相性も良いため、鍋料理、すき焼、焼鳥などでも美味しくいただけます。
特に煮込み料理では、味・香りまろやかで甘く、とろりとして柔らかくなるも煮崩れしにくい。
葱特有の臭いが少ないので、食べやすい野菜です。(ちなみに無臭ニンニクもリーキの仲間です)
リーキの葉は繊維が多くあまり食用には適しませんが、ダシ取りとして利用できます。
リーキは国内では、北海道、長野県、岡山県に産地がありますが、
国内の生産量は少なく、大部分が海外から輸入されているのが現状です。
しかし、海外産では輸送に時間がかかり鮮度が落ちてしまうため、
食のグローバル化に伴い、新鮮な国内産の需要がこれから高まってくると予想されます。
煮込み料理、焼き料理で上品な味わいを誇る西洋野菜のリーキ。
今年の春作で、ぜひ栽培されてみてはいかがでしょうか。
ガウディ リーキを購入する↓
みやび姫 好評です!
プロ野球が開幕し、各球団で若手がさっそく活躍を見せ、ベテラン中田翔なども凄いものを見せてくれましたね。桜の下でもそんな野球談義の華が咲いているであろう3月末の土曜日。私はネギの産地を巡回しております。
みやび姫 土耕ハウス栽培
みやび姫 水耕ハウス栽培
土耕でも水耕でも、小葱でも中葱でもカットネギでもオールマイティに高い評価をいただいております。
白い根がたっぷりと育ち、暖かくなってきても徒長せずしっかりと生育します。
ぜひお試し下さい。
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鹿児島出張!安納芋の栽培を見学!
- 2019-03-28 (木)
- 出張日記
鹿児島県産の「安納芋」を見に行きました!
安納芋は第二次世界大戦後、インドネシアのスマトラ島から鹿児島県種子島の安納へ持ち込まれ、
そこで栽培されたことから、その名前がつけられました。
安納芋は現在は日本各地で栽培されていて、
焼き芋にした時のしっとりとした食感と極上の甘さが大変人気です。
今年は暖かいので、生育が早いと思っていたのですが、
プロの生産者は定植を遅らせ、しっかりと販売のピークに向けて準備しております!
しかし…残念ながら、年々生産者が減り、需要に対して供給が厳しくなっております!
販売時期は4月下旬頃?
ぜひ美味しい安納芋を作ってみて下さい!
お菊ちゃん
- 2019-03-26 (火)
- オススメ品種
日に日に春らしいお天気になり近畿地方でも和歌山で桜の開花発表がありましたね。
春は菜の花やタラの芽などほろ苦い味覚が季節を感じさせてくれます。
今日ご紹介する「お菊ちゃん」はそんなほろ苦い野菜のひとつ、春菊です。
春菊と言えば冬の鍋料理での出番が一番多いかと思いますが、それだけではもったいない。
特にこの「お菊ちゃん」はほのかな苦みは持ちながらそれでもクセは無く軸には甘さとポリポリとした食感もある生で美味しい春菊です。
ハウス栽培1月播き
20~25cmで収穫
FG袋で出荷
お菊ちゃん春菊と新玉葱のサラダ
お菊ちゃん春菊の白和え
他にもナムルやおひたし、天ぷら、お鍋と何にしても美味しくいただけますので是非お試し下さい。
青葱出荷にもおすすめ!みやび姫ネギをご紹介!
2012年に葉葱の審査会で一等特別賞、
後に農林水産省食料産業局長賞をいただいた弊社のみやび姫葱は、
現在多くの葉葱生産者様から高い評価をいただいております。
今回は、みやび姫を栽培されている
徳島県の生産法人様の農場を見学してきました。
こちらの生産法人様では、昨年からみやび姫を導入していただき、
70~80cmの青ネギサイズで収穫、飲食店などへ出荷されています。
みやび姫は、以前使っていた品種と比較して、
・根張りが良く、生育旺盛で収量も良く取れる。
・根が強くて腐りにくく、多湿条件で発生しやすいべと病やさび病にもかかりにくい。
・濃緑色で色落ちが少ない。
・葉に厚みがあり、劣化が遅い。
・アザミウマの被害が少ない。
と高い評価をいただいております。
もともと40cmサイズの小葱栽培用として開発された本品種ですが、
品質、作りやすさ、収量性(特に低温期)などの特性が認められ、
青果出荷から加工・業務用まで、広い用途で栽培されています。
これからも優れた品種を開発・普及し、
日本の食に貢献していけるように頑張ります!
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ホワイトコーン品種「アイスクリーム」の栽培を見学して来ました!
- 2019-03-15 (金)
- 未分類
本日は兵庫県内の農協様にて、アイスクリームコーンの栽培を見学してきました。
ハウス内でしっかりと発芽していました。
今はまだ発芽したばかりですが、これからどんどん大きく育って
6月下旬頃には甘くて美味しいホワイトコーンが収穫できます。
弊社のアイスクリームコーンは非常に甘くて、重量が大きいのが特徴です!
ホワイト種の中でも最高峰の甘さ!
昨年開催させていただいた「小林種苗研究農場オープンデー」の試食コーナーでも
大勢のお客様に試食していただき、大好評だったことを思い出しました。
お客様に喜ばれる品種をどんどん普及できるよう、これからも頑張ります!
アイスクリームコーン購入はこちら↓
APSAマニラ大会の様子!
- 2019-01-08 (火)
- 未分類
皆様、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて今回は、昨年11月12日~16日までの5日間、
フィリピンのマニラで開催されましたAPSA(アジア太平洋種子協会)2018年大会、
「ASC2018マニラ大会」の様子をお伝え致します。
左 リサール公園
右 サンチャゴ要塞
APSAとは、アジア太平洋地域における高品質な野菜種子の生産・普及を目的に設立された
世界最大の地域種子協会です。
今年はフィリピンのマニラで開催され、
約1350名ものアジア太平洋地域の種苗関係者が集まり、
野菜種苗や農業全般における様々な課題についての講演や意見交換が行われました。
また、会場には展示ブースや商談会場が設置され、
ここでも様々な情報交換や商談が繰り広げられました。
展示ブース
商談会場
今年も、世界各国の方々と交流を深め、
それぞれの気候や地域に適した種苗の提案・普及を通して
世界中の食に貢献できるよう、精進して参ります。
2018年度小林種苗研究農場オープンデー開催!
- 2018-12-26 (水)
- 未分類
今年も全国の種苗店様、農業法人様、加工業者様を対象とした
弊社研究農場の見学会(オープンデー)を
11月19日・20日の2日間かけて開催させていただきました!
ご参加いただいた皆様、
弊社までお越しいただきまして、誠にありがとうございました。
今回は、オープンデーの様子を簡単に紹介させていただきます。
展示圃場
こちらはメインの展示圃場です。
担当の技術スタッフが、展示品種の特性や栽培方法についてご紹介させていただきました。
その中でも特に注目を集めた品種の一つがこちら、
弊社イチオシの「カーリーケール ジュリアーノ」です!
ジュリアーノは小さくカールしたちりめん状の細長い葉が特徴で、
従来のケールよりも柔らかく、苦味や青臭さがほとんどない
食べやすくて美味しいケールです!
サラダ・スムージー・青汁の他にも、
煮込み料理やてんぷらなど、様々な料理に使用できます!
ジュリアーノ 株穫り(若穫り)
上記画像のように株ごと若穫りすれば、さらに柔らかく美味しく食べられます。
もちろん通常のケールのように、株を大きく育てて、
必要分だけ葉を摘み取って収穫することもできます。
講習会会場
こちらは、講習会会場の様子です。
研究農場の技術員や営業スタッフが
野菜の栽培やおすすめ品種について公演させていただきました。
試食コーナー
試食会場では、「茎カリフラワー ドルチェオーレ」
「はなちゃん ミニトマト」、「秋祭り87 スイートコーン」、「アイスクリームコーン ホワイトコーン」など、
極上の食味で大人気のこれら品種の他にも、
現在開発中のメロンやナスなど、
様々な品種を皆様に試食していただきました。
種子販売 特別価格で提供!
今年も、2日間限定の特別価格で、
弊社オリジナル品種を販売させていただきました!
その中でも、
「おかわりキャベツ」
「豊潤ナス」
「CRあじ紅カブ」
「みやび姫」
が特に大人気でした!
今回参加いただいた方々から、
・今年も新しい品種に出会えてとても楽しかったです。
・栽培のポイントを丁寧に教えていただきありがとうございました。
・野菜がきれいにできている。
などなど、たくさんの嬉しいご感想をいただきました。
また、今後のご要望や改善点などのご指摘もいただきました。
いただいたご意見を参考に、来年度はさらに充実したオープンデーを実現し、
まだ普及できていない新しい野菜品種などを紹介、提案できるよう、
精進して参ります。