小林種苗のブログ
加熱調理でホクホク感!「おお黄に」カブ新登場!
- 2019-09-05 (木)
- 未分類
今回は秋の新商品、F1黄蕪の「おお黄に」蕪をご紹介致します。
黄蕪とは?
黄蕪はその名の通り、外皮が鮮やかな黄色、内部はクリーム色になる
日本では目にすることの少ない珍しい蕪です。
白蕪や赤蕪と比較して緻密でしっかりとした肉質を持ち、
加熱調理しても煮崩れせず甘味が増し、ホクホクとしたジャガイモのような食感が楽しめます。
鮮やかな外観を活かしてサラダや漬物として利用する他、
スープやシチュー、ポトフなどにもおすすめの野菜です。
「おお黄に」蕪とは?
「おお黄に」蕪はF1種で他社の黄蕪品種と比べて生育旺盛で揃い良く、根部は綺麗な甲高球に仕上がります。
茎葉は淡緑色でやや開張気味に生育し、播種後65日前後で球径8cmの小蕪、
80日前後で球径12cmの中大蕪として収穫できます。
さらに晩抽性で、ス入りも極めて遅く裂根も少なく在圃性が非常に優れ、
ハウス・トンネルを使用することで秋~年末まで広く栽培できます。
「おお黄に」蕪の栽培方法は通常の小蕪栽培に準じます。
施肥量は1反あたりチッソ・リン酸・カリをそれぞれ成分量で15kg程度、
全量元肥、あるいは元肥と追肥に分けて施します。
条間20cm、株間3cm程度で筋蒔きし、2~3回にかけて間引きを行い
最終的に株間15cmを基準とします。
珍しいF1甲高黄蕪「おお黄に」蕪を、ぜひ今年の秋冬作で栽培されてみてはいかがでしょうか。
「おお黄に」蕪の購入はこちら↓
ISFニース大会へ参加しました!
- 2019-08-15 (木)
- 未分類
6月1日~6日までの間、フランス、コートダジュール地方のリゾート地、ニースにて
ISF(国際種子連盟)の2019年大会が開催されました。
ISFは、世界中の農業や食料における様々な課題について
改善・発展させていくための国際会議です。
ヨーロッパは種苗会社の数が多いことから、
今大会では過去最高の1800人近い種苗関係者が参加され、会場は大いに盛り上がりました。
日本からは54名の方が参加されています。
会場では、各種講演会が行われた他、展示ブースや商談スペースが設置され、
世界中の種苗関係者の方々と様々な情報交換を行い、有意義な時間を過ごせました。
世界の農業をより発展させるために、小林種苗はこれからも精進して参ります!
炒めて美味しい新野菜、アスパラッチェ!
- 2019-07-26 (金)
- 未分類
今回は秋の新商品、「アスパラッチェ」をご紹介します。
アスパラッチェは抽苔した茎葉と花蕾を食べるナバナの仲間の新野菜です。
従来のナバナよりも柔らかく、ほんのりと甘味があり青臭さがないため、
まさに日本人好みの食味となっております。
炒め物や、ナムル、胡麻和え、お浸しなどの様々な料理で利用でき、大変美味しくいただけます。
特に油との相性は抜群です。
アスパラッチェ 収穫適期
中間地の露地栽培では3月~10月まき、ハウス栽培では周年栽培が可能です。
葉物野菜が少ない盛夏期でも出荷できます。
栽培方法はコマツナなどの軟弱野菜栽培に準じます。
施肥量は10aあたり、苦土石灰100kg、完熟堆肥2t、N:P:Kを成分量で各15kg程度施します。
(土壌条件により、成分比、成分量を加減する)
播種は1cm間隔で筋蒔きし、
発芽後は生育を見ながら1~2回に分けて株間5cm間隔になるように間引きます。
中間地では播種から35日程度(夏場は25日程度)、花茎が30cmくらいまで伸びた頃に収穫します。
開花前に収穫するのがベストです。
収穫後、株元を残しておくと側枝がどんどん伸びてきますが、
繊維が多くなっていくため、1株1本収穫を基本とします。
新商品のアスパラッチェ栽培に
ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
アスパラッチェ を購入する↓↓
品種見本市に参加しました!
- 2019-07-12 (金)
- 未分類
令和元年6月29日、東京都の豊洲市場で開催されました
青果育種研究会様主催の「第160回品種見本市」に、このたび参加させていただきました。
弊社としては初めての見本市参加となります。
今回会場となりました豊洲市場は、全館閉鎖型の適温管理された最先端の市場です。
注目度も非常に高く、本大会では種苗会社18社、計78点の野菜品種が展示され、
約300人の種苗、市場関係の方々が参加されるなど、例年以上に活気溢れる見本市となりました。
また見本市開催前には、太陽光型統合環境制御ハウスでトマトを生産されている
(株)ベジアートの古川愼一社長様による講演が行われました。
こちらが、弊社の展示ブースです。
今回弊社からは、下記の5品種を出品させていただきました。
みやび姫 葱
2012年に葉葱審査会で1等特別賞、後に農林水産省食料産業局長賞を獲得!
小葱から青葱、青果用からカット葱まで、広い用途で栽培できる品質最高の葉葱品種!
葉は濃緑・肉厚でボリュームがあり、葉先枯れや葉折れが少なく秀品率が高い。
皮が剥きやすく、出荷調整作業がしやすい。
おかわり キャベツ
甘くてジューシーでとっても美味しい!食味最高の早生キャベツ!(最高糖度13度 弊社調べ)
耐暑性を持ち、軟腐病、萎黄病、黒腐病などの病害に強く、耐雨性も優れるため栽培しやすい。
玉締り良く、球芯は短く、在圃性も優れる。近年、加工業務用としても注目されている。
葉質は柔らかく、肉厚多汁で糖度も高い、小林種苗キャベツの新定番!
お菊ちゃん 春菊
節間が柔らかく伸びる改良系中葉春菊。
軸は柔らかく甘味が強い、さっと湯にくぐらせるだけで美味しくいただける。
アクが少なく、サラダにもおすすめ!
ハオシャン(好想) リーフレタス
肉厚で柔らかく、サラダはもちろん加熱調理にも適した美味しい半結球レタス!
葉色は明るいパステルグリーン、裏面まで色付き良く、料理を美しく彩る。
耐暑性・晩抽性に優れ、環境適応性が広い。
はなちゃん ミニトマト
糖度と酸度のバランスが絶妙!食味最高峰のミニトマト!
耐病性も強く、栽培しやすい。
会場では、おかわり・ハオシャン・はなちゃんを皆さんに試食していただいたところ、
甘い!美味しい!とたくさんの高評価をいただきました。
見本市の様子は農経新聞、日本種苗新聞でも取り上げられました。
おかわりキャベツも紹介いただきましたので、こちらも是非ご覧ください!
↑↑ 農経新聞 令和元年7月8日発行号
↑↑ 日本種苗新聞 令和元年7月21日発行号
種子の購入はこちら↓↓
日本種苗協会総会に参加しました!
- 2019-06-25 (火)
- 未分類
先日、北海道の札幌パークホテルにて
一般社団法人 日本種苗協会の定時総会が開催されました。
日本種苗協会は、全国の種苗メーカー、卸、小売業者によって設立された団体です。
現在の会員数は1000名以上、その内の約200名の方が今回の総会に出席されました。
弊社からは小林社長が出席しました。
日本種苗協会は、日本の農業の活性化を図るため、
様々な取り組みが行われています。
主な活動として、日本種苗協会は食育活動を推進しています。
全国の小学校等で一般野菜や地方伝統野菜の栽培体験を実施し、
子供たちに農業の楽しさや喜びを知ってもらい、
食に対して感謝の心を持つきっかけになることを願って取り組まれています。
その他にも、野菜・花・牧草などの新品種開発の促進や、優良品種の普及活動、
我々シードアドバイザーのさらなる技術力向上を目指して講習・講演会を開催するなど、
様々な活動が行われています。
今回の総会をはじめ、参加者同士が互いに向上し合える場へ
これからも積極的に参加させていただき、
皆様へより良いサービスを提供できるよう、精進して参ります。
びっくり!ジャンボコールラビ(giant kohlrabi)。
- 2019-06-25 (火)
- オススメ品種
先日、出張先でお客様よりうれしい知らせをいただきました。
「小林種苗のジャンボコールラビ(giant kohlrabi)『マツコEX』、本当に3kgまで大きくなったよ!」
深鉢に虫よけネットをかけて栽培、葉がネット内でいっぱいになったらネットを外されたそうです。
肥料もたっぷりやって育てられた結果が・・・こちらです!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
娘さんの顔よりはるかに大きい!葉付きで3kgです!
カタログやタネ袋に偽りなし!正真正銘ジャンボコールラビです!!
ここまで大きくしても食味もあまり落ちなかったと驚きと喜びの声をいただきました。
以下はお客様の写真ではありませんが、食べ方をいくつかご紹介します。
①千切りにしてハムと一緒にサラダにしたり
②千切りを生ハムで巻いてみたり
③トマトスープに入れたり
④炒め物にしても美味しいですよ。
他には浅漬けも美味しかったです。
中間地では8月上旬~中旬が播き時です。
皆様ぜひ「マツコEX」でアッと驚くジャイアントコールラビを作ってみて下さい!
みやび姫 刈取り栽培
昨日は宮城県でみやび姫ねぎを栽培中の生産者様を訪ねて行ってきました。
ご当地では6月収穫からが露地栽培、それまではハウス栽培です。その露地の収穫開始を少しでも早めたいと色々な品種を試されております。
今回みやび姫は4月初めの定植で6月17日から刈取り。既存の2品種より生育早く高評価でした。
またハウスでも昨年8月末に播種したみやび姫の3回目刈取りを6月初めからおこない、25aのハウスで3回目で650kgと上々でした。
産地でもご家庭でも、刈っては伸びる「みやび姫ねぎ」、ぜひ作ってみて下さい!
日本野菜育苗協会
昨日は盛岡市において日本野菜育苗協会の夏季研修会に参加しておりました。
講演とパネルディスカッションでは外国人技能実習制度と特定技能制度について勉強させていただきました。
解散後に起きた新潟の地震は盛岡でも震度3で、はっきりと揺れを感じました。本日の視察研修や帰路においても全国から集まった皆様の無事を願います。
私も引き続き宮城・福島・新潟と回りますので安全運転で気をつけてまいります。
加工・業務用に最適なブロッコリー品種「ワンカット」新発売!
今回は新発売商品「小林交配 ワンカット ブロッコリー」をご紹介します!
「ワンカット ブロッコリー」はその名の通り、たった1回包丁を入れるだけでバラバラに小分けできる
花蕾の茎部分が長くユニークな形状が特徴の極早生ブロッコリーです。
こちらが「ワンカット ブロッコリー」、たった1回のカットで・・・
このように、ひと口サイズに切り分けることができます。
加工・業務用など時間に追われる中で、切り分ける時間を大きく短縮することができ、
作業を効率化するのに非常に適した品種となります。
また、単に切りやすいだけでなく、甘味が強く食味も大変優れます!
濃緑色で茹でると緑色がより鮮明になり、白色部分もなく、
外見も美しく料理の付け合せにも最適です。
栽培方法は通常のブロッコリー栽培に準じます。
適期栽培では定植後50~55日で収穫できます。(夏まき・春まき兼用)
花蕾重は500~700gで収量性に優れ、さらに頂花蕾収穫後は15本程度側枝も収穫できます。
(側枝を収穫する場合は追肥を施して肥効を維持する)
今年の夏に是非栽培してみてはいかがでしょうか!
ワンカット ブロッコリー 購入はこちら↓
イタリアの採種地の風景!
- 2019-05-02 (木)
- 未分類
今年も3月末から4月始めにかけて、弊社の社長と研究農場スタッフが、
キャベツなど、アブラナ科野菜を中心に種子生産を行っているイタリアの採種農場を訪問しました。
現在日本で栽培されている野菜は、大部分が海外で生産された種子から作られています。
特に、アブラナ科野菜は、もともと地中海沿岸を起源とするため、
イタリアの気候はアブラナ科野菜の栽培に非常に適しています。
今年度の秋冬は暖かい天候となり、例年と比べ全体的に生育が進んでいる傾向が見られましたが、
親株の生育状態を見ながら、現地の採種農家様へ適切な指導を行ってきました。
高品質な種子を世界中の生産者様にお届けできるよう、小林種苗は日々戦っています。