- 2020-04-30 (木) 19:51
- 未分類
キッチン菜園
土を使わず室内のキッチンで栽培し、すぐに料理できる。
発芽マメ
ひよこ豆 レンズ豆 グリーンピース 等
発芽させる事で酵素・抗酸化物質・食物繊維が増す。
ジャムの瓶などを煮沸したものにタネを入れて、フタのかわりに水切りネットなどを
かけて輪ゴムでとめ8~12時間水に浸ける。
翌朝、瓶を逆さにして水を捨て、新しい水で振り洗いしてヌメりをとる。
この洗って水切りを日に1~2回繰り返す。
好みの発芽ぐあいでサラダやスープやカレーなどに使う。
スプラウト
かいわれ系
かいわれ系スプラウトはグラスやプラスチック容器の底にキッチンペーパーなどを厚めに
敷き、しっかり濡れるまで水を入れ、その上に種子が重ならない様に蒔く。
種がしっとり濡れるまで霧吹きなどで水を与え、暗い場所で室温20~25度が育て易い。
根が張れば霧吹きは使わず、直接水道から水を注ぎ、毎日水は取り換える。
5~6cmに伸びたら日当たりの良い場所に移して日光を当てて緑化させる。
種まきから一週間~10日ほどで収穫できる。
もやし系
もやし系スプラウトは発芽豆と同じだが、そのまま暗所で栽培を継続した物。
口の広い瓶に種を入れて24時間水に浸ける。その時にかき混ぜて浮いてくる種は取り除く。
瓶の口にネットを被せて輪ゴムでとめて水を切る。
しっかり水切りしたら暗い場所に置く。室温20~25度が育てやすい。段ボール箱に入れて暗所としても良い。
毎日数回、瓶に水を入れて優しく振り洗いして水を切る。こまめに洗ってヌメりをとる。
一週間~10日ほどで収穫できる。葉先に付いた豆の皮は水で洗い落とす。
発芽豆やスプラウトの栽培には専用のタネをつかう。同じグリーンピースやキャベツと言っても、
土に植えて大きく育てる青果栽培用の種子には殺菌剤などを処理した種も多く、種ごと食べる発芽豆やスプラウトには適さない。
発芽豆やスプラウトの栽培にはミネラルウォーターなどは使わず、カルキ消毒された水道水を使う。
良かれと思ってミネラルウォーターなどを使うと雑菌が繁殖することもある。
ベランダ菜園(葉菜類)
プランターを使って栽培し、料理する時に必要な分だけ収穫して使える。
ベビーリーフ
レタス類(玉レタス・リーフレタス・ロメインレタス・オークレタスなど)
なっぱ類(水菜・小松菜・からし菜・ターサイ・パクチョイなど)
プランターの土に8~10cm間隔のみぞを作り、そこにタネをすじまきする。
タネが隠れる程度にみぞを埋め戻す。(ただしレタス類は発芽時に光を好むのでごく薄く)
タネが流れないようにやさしく水やりする。(霧吹きなどでも可。)
一週間ほどすれば双葉は出そろうので、混みあった所は間引く。
さらに一週間ほどすれば間引きを兼ねて収穫を始めていく。
間引き収穫の時は根からそっと抜き取るが、混みあわない間隔に間引きが終わった後の物は株元を残して
ハサミで収穫する。すると収穫後10日ほどでまた新しい葉が伸びてくる。
葉物野菜など
小松菜(小林種苗の品種では「はるな小松菜」など) 5~6cm株間
はるな小松菜は暑さに強くこれからの時期でも作りやすい。スープやおひたしに。
ネギ(小林種苗の品種では「光姫てるひめネギ」など) 1~2cm株間
光姫葱も暑さに強い。株元残して刈り取れば繰り返し収穫できる。ネギ焼きや薬味として。
ナバナ類(小林種苗の品種では「アスパラッチェ」など) 7~8cm株間
アスパラッチェは春先の菜花と同じくツボミと葉と茎を食べる。炒め物にした際に小松菜ほど
水分が出ず味が引き締まる。花が咲く手前のツボミの時に収穫するのがポイント。
しろな(小林種苗の品種では「おしろい菜」など) 7~8cm株間
おしろい菜は柔らかく、おひたしや煮浸しに最適な昔ながらの野菜。
はつか大根(小林種苗の品種では「あかまる姫」など) 5~6cm株間
あかまる姫は発色の良い赤丸はつか大根。サラダや浅漬けに。
いずれもプランターに10cm間隔のみぞを作り、そこにタネをすじまきする。
タネが隠れる程度にみぞを埋め戻したら、やさしく水やりをする。
双葉が出そろった頃から、混みあった場所は間引いていく。2~3度の間引きで最終的な株間に調整する。
できれば虫が付かない様に、プランターに支柱を立てて防虫ネットで覆うと良い。
ここまではタネからの栽培。もちろんトマトやキュウリなど実のなる野菜もタネから栽培できるが少し難しくなるので
購入した苗から栽培すると良い。
ベランダ菜園(果菜類)
プランターを使って栽培し、料理する時に必要な分だけ収穫して使える。
ミニきゅうり
小林種苗の品種では「小太郎きゅうり」など。
普通のきゅうりは側枝(そくし)をどんどん伸ばして実をつけるのでそれを支えるネットが必要。
小太郎きゅうりはほとんど側枝が出ずに、主枝の各節に実をつけるのでプランターと支柱で栽培できる。
またうどんこ病などに強く作りやすい。
大き目のプランター1つに苗も1つ植える。
枝葉が少ない分、日当たりは十分に確保する必要がある。
10cm弱の長さで収穫。イボなしのミニキュウリ。縦スライスで食パンにサンドするのに丁度良い大きさ。
ミニトマト
小林種苗の品種では「はなちゃんミニトマト」など。
はなちゃんミニトマトはたいへん味の濃いおいしいミニトマト。
18~20gのやや大きめで糖度は8~10度。皮は濃い赤色で口に残る厚さではない。
そのままおやつに食べたり、半分に切ってピザにたくさんのせても美味しい。
深さのある大き目のプランター1つに苗も1つ植える。
プランターの配置を決めたら、苗を植える時に花の向きを手前に向けて植える。
トマトの花房はすべて同じ方向に付くので、植える時に向きを決めれば後の収穫が楽。
小なす
小林種苗の品種では「ぼうやなす」など。
ぼうや茄子は葉と葉の間隔が短くコンパクトに育つので大き目のプランターで栽培できる。
実の大きさは長さ5cm程度で収穫するのが適期。そうすればタネも入らず肉質が良い。
放っておくと大きくなるが美味しくなくなる。
深さのある大き目のプランターに1本植え。
一節に複数の花をつけるので花数多くてたくさん収穫できる。
果実の表面に飾り包丁を入れて素揚げし、天つゆにつけて冷ました揚げびたしがおいしい。
他の野菜やナッツと素揚げして塩で食べたり、辛子漬けやカレーにも。
この他、もちろん庭や畑があればスイカやトウモロコシやサツマイモなど作れるものは広がります。
発芽豆やスプラウトなどのキッチン菜園は年中できますし、ベランダ菜園も葉物など生育期間の短い野菜は日当
たりなどの環境が良ければ長期に楽しめます。
果菜類など苗を植える物は丁度今頃からが植え付けの適期になります。
昔から夏野菜の植え付けは八十八夜を過ぎてからと言います。それまでは遅霜(おそしも)の心配があり、せっかく植えても霜で枯らし
しまう事もあります。八十八夜とは立春から88日目ですので今年は2/4が立春で5/1が八十八夜です。とくに今年などは4月の後半は寒か
たので、急いで植え付けて失敗した方も多かったのではないかと思います。
購入した苗は言葉通り温室育ちですので持ち帰ったら2~3日、家の軒先で様子をみてから植えるくらいの余裕をもった方が良いかと思い
す。特にウリ科の苗は寒さに弱いです。
植え付ける畑は早めに準備しておいて、マルチフィルムを張る場合は地温確保の為に植え付けの1週間ほど前に張っておき、植える前日
植え穴を開けて乾いていれば植え穴に水をやる。植え付けは晴れた日の午前中に行い深植えにならない様に鉢土の表面が畝の表面より沈
まない様にする。茄子科野菜はすぐに支柱を立ててゆるく結ぶ。
苗が素早く根付く事がその後の収穫への第一歩であり、それにより収量も大きく左右されるので天候を見ながら計画を立てて段取り良く植え付ける。
紹介した品種のタネは弊社、小林種苗のWEBショップでも購入できます。
苗での植え付けを紹介させていただきましたが、苗の販売は行っておりません。お近くの種苗店でお求めください。
小林種苗(株) WEBショップ https://www.kobayashi-seed.com/
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