- 2018-04-18 (水) 20:04
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先日、弊社の社長と農場の技術スタッフが、
採種指導のためイタリアへ行ってきました。
今回は、イタリアの採種地の様子を簡単にご紹介させていただきます。
現在、日本国内で流通している野菜の90%は、海外で採種された種子から生産されたものになるのですが、
弊社では、キャベツやハクサイ、ダイコンなどのアブラナ科野菜をはじめとする多くの野菜種子を
ここイタリアの地で採種しています。
アブラナ科野菜は、地中海沿岸が発祥と言われていて、
イタリアの気候は、そんなアブラナ科野菜の栽培にとても優れているのです。
そして、アブラナ科野菜が花を咲かせる3月末から4月初め頃に、
毎年、採種地イタリアへ足を運んで、現地の様子を見てまわります。
こちらは、キャベツの採種圃場の様子です。
技術スタッフが、親株の生育状態を入念にチェックし、現地の採種農家の方に適切な栽培指導を行なっています。
親株の生育状態や刈り獲り後の処置が、そこから採れる種子の品質に大きく影響するため、
採種指導はとても重要なお仕事なのです。
今年の冬は特に寒かったこともあり、寒さに弱い耐暑性品種の生育状態が心配されましたが、
なんとか順調に生育しているようです!(^^)
今年も皆様に、高品質な種子をお届けできそうで、一安心です!
こちらは、ミズナの採種圃場の様子です。
ミズナの黄色い花が満開で、とても綺麗ですね。
採種は屋外だけでなく、ハウス内でも行なっています。
ハウス内で栽培して、他所の花粉を運んでくる虫の侵入を防ぐことで、交雑を防いでいます。
しかし、油断は禁物!
虫はちょっとした隙間から侵入してくるため、採種農家の方は常に目を光らせています。
以上、採種地イタリアからのレポートでした!
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- イタリア出張!野菜種子は海外でこのように採種されています! from 小林種苗のブログ