- 2015-07-30 (木) 11:59
- オススメ品種
家庭菜園向け人気品種 使い分け
家庭菜園を始める時、どの品種を作ろうかと悩まれる方は多いのではないでしょうか。
今回はタキイのハクサイの品種選びのポイントとおすすめ品種をご紹介します。
作りやすくておいしい!「黄ごころ85」
■失敗しにくく初心者向け
初めてハクサイを作るという方は、まずこの品種を選びましょう。家庭菜園でのハクサイ栽培は、 「玉が小さいまま大きくならなかった」「結球せず収穫できなかった」という失敗が起こりがちです。 ハクサイの播種期はお盆明けから8月末が基本ですが、この播種期より遅れてしまうと、生育後半の寒い時期にしっかり玉になることができません。 「黄ごころ85」は播種期が比較的広く、9月上旬播種でも大きな玉になり、葉がやわらかく食味がよいという特徴を持っています。 この品種を選べば、玉が太らなかったり、結球しなかったりという失敗が起こりにくく、おいしいハクサイが収穫できます。
■黄芯ハクサイが人気!
球内色の黄色、玉色の緑色、助の白色の3色のコントラストがきれいな黄芯ハクサイが人気です。 昔の黄芯は肉質が硬いと感じられていた方も多いと思いますが、近年の品種は品種改良が進みやわらかくおいしくなっています。
冬でも長期間収穫できる!「きらぼし90」
■冬の寒さでも傷みにくい
ハクサイがおいしい1月や2月といった時期に収穫したい方には、「きらぼし90」がおすすめです。 ハクサイは冬の寒さに当たることで甘みが増します。この品種を使えば、冬の寒さでも玉が傷みにくいので、長い間収穫を楽しむことができます。 その理由は、耐寒性をもっているからです。 ハクサイが収穫期を迎える11月以降はどんどん気温が下がり、場所によっては霜が降りたり、雪が積もったりする所もあります。 耐寒性のない品種は、霜や雪での玉の表面が傷んでしまいます。 耐寒性があれば葉の傷みもなく、また根こぶ病にも強いため、良質なハクサイの収穫が続けられます。
使いきりサイズが収穫できる!「CRお黄にいり」
■狭い株間で栽培可能
家庭菜園をしたいけど通常のハクサイは大きすぎて困る、そんな方はこの品種を選びましょう。 この品種の特徴は、株と株の間隔を狭くして作る方法をとることで、大玉ハクサイと比べてコンパクトな玉が収穫できるところにあります。 収穫時の大きさは、よくスーパーなどで売られている大玉ハクサイ1玉の約4分の1カットに相当すると考えて下さい。 株間が狭くても作れるのは、外葉が小さめで、葉が立つ性質を持っているため、お互いの葉が重なり合わず生育が株ごとにバラつかないからです。 コンパクトな玉の良い所は、保存する際にカット断面が痛む心配がないことや、冷蔵庫にも収まりやすいことです。
■栽培期間が短く病害虫に強い
さらに「CRお黄にいり」は、畑の畝に直接タネをまく方法(直播栽培)では適期なら播種から収穫まで約50日、 苗を畝に植える方法(定植栽培)では定植後約40日で収穫できます。 大玉ハクサイは直播栽培で早くても65日以上、遅い品種だと100日近くかかるものもあります。 栽培期間が短いことで、病害虫にあう期間も短く、根こぶ病、べと病にも強いため、安心して作ることができます。
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